無指向性ニアフィールドスピーカー Egretta TS-A200sを導入!

スピーカーは、ブラックウォールナットの箱に入れたMarkaudioのAlpair10MAOPと長年連れ添っていますが、ある程度のパワーを食わせないと本領を発揮しません。

うちはリビングオーディオなので、そのような音量で聴くと家族から”うるさい!”、と文句が出ますし、そもそも音楽を聴く時間をそれほど取れるわけでもない状況なので、スピーカーを鳴らすのは月に数回、近頃はイヤホンIE-40proでばかり聴くようになってしまいました。

うるさい、と言われない物なら、土日にリビングで音楽流せるかも・・・

と言うことで、小音量でもいい音でなるスピーカーを探していたところ、ちょうどいいのが出ました! 液晶保護フィルタで有名なオオアサ電子のTS-A200sです。

www.egretta.jp

 

試聴をしたのですが、正面から聴いた場合は、正直パッとしない印象でした。

ただ、スピーカー間の直線上に頭を置いてヘッドフォン的な聴き方をすると、音の実在感や中高域の繋がりの良さが抜群! もちろんヘッドフォンやイヤホンのような圧迫感もありません。

使いこなせば化けそう」と「タフクレーストを使ったAMTと改質リグニンを配合して軽量化されたカーボンウーハーが技術的に面白そう!」、と購入に至りました。

 

実際導入してからですが、セオリー通りの設置にすると、なかなか良い音で鳴ってくれます。

・周りに反射物は置かない

・底面方向からの反射を防ぐために、底面に広めの吸音材を置く

 

吸音材は、セルダンパーのBF-500を格安で手に入れられたので、それを敷いています。

目的の「家族にうるさいと言われず、小音量でも良い音を」、は達成されそうです(^^)

後は曲者のこのスピーカーの底面についているアクチュエーターをどう処理するか・・・ですね。

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リッピング+XLD

お休み中は、せっせとflacで一からリッピングに勤しんでいます。

Macで有名なリッピングソフトとして、ドネーションソフトウェアであるX Lossless Decoder(XLD)があります。

私もこれを使わせてもらっています。

tmkk.undo.jp

 

高精度な読み込みが出来るのと、エラー有無やその他の情報がlog fileとして残り、信頼感バッチリです。

リッピング用のCDドライブはPioneerの BDR-S09JXを、ケースをRATOCのを使っています。ケースの中は、fo.Qのシートを要所に入れてしっかりに制振しています。

こちらも安定感があってリッピングはバッチリです!

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amazon music hd+blackhole+hqplayer

amazon musicは邦楽を聴くのに便利ですよね。

うちの子は星野源初音ミク等を聴いたりしています。

roonがamazon musicに対応してくれればよいのですが、どうなることやら・・・

 

amazon musicをちょっとでもいい音で聴こうとした場合、hqplayerに食わせたい場面もあるかと思います。

それを実現するには、virtual loop backを使う手法が使えます。

 

amazon music player出力

->virtualな出力に繋げて

->その出力をvirtualな入力に繋げて

->最後hqplayerのstreamerに食わせる

 

macの場合、このvirtualな入出力として、blackholeという怪しげな名前の(^^;

GPLなソフトがあります。

 

github.com

 

これを使うと、容易にamazon musicの出力をhqplayerに食わせられます。

インストールしたら

Macサウンド設定->出力の画面で、BlackHole 16chを選択

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②次にhqplayerの設定画面でInput device settings->Device->BlackHole 16ch

を選択

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③hqplayerメイン画面左下に”audio input transport”と出ていることを確認し、

適切なサンプリング周波数(ここでは、例としてaudio:default/192000/2" 192KHz)を設定

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この手法は一つ問題があります。

amazon musicの各楽曲のサンプリング周波数(例 88.2KHz)とhqplayerのサンプリング周波数設定(例としてaudio:default/88200/2" 88.2KHz)を”マニュアル”で合わせないと高音質で聴けない、という点です。

自動ではamazon music側のサンプリグ周波数に合わせてくれないのです。

 

例えば、

amazon musicの各楽曲のサンプリング周波数(例 44.1KHz)とhqplayerのサンプリング周波数設定(例としてaudio:default/192000/2" 192KHz)

、とするとMac OS側のリサンプラーで44.1KHz->192KHzでリサンプルされます。

極端に音質が悪化する、と言うわけでもないので、私はamazon musicをhaplayerで聴く時は、hqplayer側を192KHz固定にしています。

 →Mac OS側のリサンプラーを通すと、私の環境では時々同期が外れたようにノイズが

プチプチ載ることが分かりました。それは音源48KHz->Mac OS側の192KHzと整数倍の

リサンプルでもプチプチ載ります。原因は分かりませんが、等倍にしないとダメなようです。

hqplayer+jetson nano

hqplayerはアップサンプリングのフィルタやダウンサンプリングのディザーが充実しており、その精度も非常に高いものになっています。

例えば、16bit 44.1KHzをDSD 256(11.2M)へリアルタイムに変換、TAP長も100万(1M) TAPsや1600万(16M) TAPs!を選べたり、高精度なモジュレーションも選べたり、とすごいものがあります。

#オーディオ用の専用ハードウェアで1M TAPsをやろうとすると、chord社のM-scaler等、50万円コースです。それが3万円のhaplayer+CPUパワーがあるPC 20万くらい、で実現できるので、安いと言えば安いかも・・・ です。

 

長いTAP長を処理するのは、非常にマシンパワーを食うので、それ起因でPCの電源ノイズが増加、そのPCとDACを直接USBケーブル等で直結すると、音質とのトレードオフが発生します。

 

このトレードオフの影響を受けないようにするための手法として、hqplayerのNetwork audio daemon(NAA)を使用するというのがあります。

以下のよう*1になり、hqplayer用のPC由来の電源ノイズを分離することができます。

実際にはノイズの完全分離は出来ない*2のですが、その影響を大幅に下げることができます。

 

*1

hqplayer 用のPC->wireless(wifi)->sub PC(NAAがインストールされた受け取ったデータをそのままDACに伝えるためのPC)->DAC 

 

*2

・GND(アース)は配線でのダイレクトな結合は回避も、電磁場の弱い結合は残る

・hqplayer用のPCのClock jitterが増加すると、送信データが欠落しそれを再送信するフロー制御が入る可能性あり、それを受けるsub PC内のFIFO(正しいデータが受け取れるまでデータを溜め込んでおくメモリ)由来の電源ノイズが増加、sub PCのClock jitterが増加してDACにも影響・・・ といった感じです。

 

 

私は、hqplayer用のPC(iMac 4core、Mac OS)->wifi->wifi親機->wifi->NDIVIA jetson nano(Linux ubuntu)->DAC(chord mojo)で使っております。

 

jetson nanoは小型、低電力(モバイルバッテリで動作可)ながら強力で、オススメです! 

 

jetson nano

 

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jetson nano+モバイルバッテリ+DAC

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jetson nano!

 

roon+hqplayer


はてなblogでの第一弾は、roon+hqplayerです。

roon

Roon Labs


hqplayer

https://www.signalyst.com/consumer.html

 

hqplayerのUIは昔ながらのplay listベースです。音は非常によいのですが、使いにくいのです。

これをroonと組み合わせると、劇的に使い勝手が向上します。

roonをUIとして、roonの再生エンジンをhqplayerとして組み合わせすることができ、

そうすると以下のようなUIで操作ができます。

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roon画面

使い勝手は最高です。今は、CDの再rippingをせっせと頑張っています(^^;

 

ただ、roonもhqplayerもお高いのが難点です。

roonは年間ライセンスで13000円、永久ライセンスで75000円ほど掛かります。

hqplayerは永久ライセンスで30000円ほどです。

私はroonを年間ライセンスで契約しました。

hqplayerはblack fridayで15% off時期を狙って、ついに購入+ユーロ決済で22000円ほどでした。

 

今後、roonがamazon music HDにも対応してくれれば最高なのですが・・・