確からしいもの
Alpair10 v2の高域特性が聴感上は充分に出ているにも関わらず、
測定では10KHzを超えてから急峻に減衰するのが腑に落ちず、もやもやしておりました。
EMC8000はマイクf特の個体ばらつきも大きく、測定結果の”確からしさ”に?が
つきまといます。
これを回避or改善出来るアプローチとして確度高い順に下記が考えられます。
測定、そこで得られて結果からEMC8000のf特補正をし測定する
②一本一本校正証付きのEarthworks M30等を使用し測定する
③EMC8000よりもうちょっと確からしいマイクを使用し測定する
今回は主に費用面から③を選択、もうちょい確からしいマイクを使用して
サウンドハウスで16800円也。
なぜか日本だけ格安で売っており、USAでは$299くらいします。
20~25KHzくらいまでFlatで向きによらずその特性差が非常に小さいのが特徴です。
EMC8000の名目上20~20KHzくらいまでFlat、よりはよさそうです。
で、録ってみました!
・ユニット軸上50cm
・黄色 AUDIX TM1、青 EMC8000
です。
AUDIX TM1だと20KHzまできちんと伸びてますね。
に対してEMC8000だと前回測定と同じく、10KHzからグッと下がってます。
20KHz以上での落ち込みはサンプリング周波数と関係がありそうですが、
測定ソフトメーカーに聞いてみないと分かりませんね。
まあこれで気分的にはちょっとすっきりしたかな(笑)
尚今回より1/48 Octaveでスムージングを掛けています。
続いて音調材有無での比較です。
微妙に音調材有りの方がばらつきが小さい気がするが、ほとんど変わらない・・・・(^^;
反射音の減衰はどうでしょ?
※Y軸レンジが異なる事に注意
音調材有りの方が反射の減衰時間が長くなっているようです。
聴感上の傾向とはずれているなぁ。
おまけ
Water fall表示です。
AUDIX TM1(音調材無し)